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2025.05.15
豆知識
本を守るための「湿度管理」実はとっても大切だった!

本を大切に保管するために欠かせないポイントの一つが「湿度管理」。湿気が多すぎても少なすぎても、書籍にとっては大敵なんです。本を長持ちさせるためには、湿度の管理が意外と重要で、湿気の影響を軽視していると、大切な本が知らないうちに劣化してしまうこともあります。今回は、湿度が本に与える影響と、最適な湿度管理のコツについてご紹介します。
湿度が本に与える影響
湿度が高すぎると、本の表面にカビが生えたり、ページがふやけてしまったりします。湿度が低すぎると、紙が乾燥しすぎて、ひび割れたり破れたりする原因になります。実は、湿度は本にとって非常に繊細な部分で、特に50~60%が理想的な湿度とされています。
もしも湿度が60%以上になると、カビや菌が発生しやすく、紙が湿気を吸い込んでしまうことで、書籍が劣化してしまいます。一方で、湿度が40%未満だと、紙が乾燥しすぎて、パリパリとした音を立てて折れたり、裂けたりすることがあります。
だからこそ、湿度を適切にコントロールすることが、本を長持ちさせるためにはとっても大切なんです。
「悪い空気」が本に与える3つのダメージ
湿度が本に与える影響をしっかり理解した上で、湿度管理を意識的に行うことが重要です。家庭でも簡単にできる湿度管理のコツをいくつか紹介します。
1.湿度計を活用しよう
湿度計を使って、書棚のある部屋の湿度をチェックしましょう。これだけで、本の保管に適した湿度状態を把握することができます。湿度が低ければ加湿器を使い、高ければ除湿機を使うなどして、湿度を安定させましょう。
本棚の設置場所を工夫する
本棚の設置場所にも注意が必要です。湿気の多い場所や直射日光が当たる場所に本棚を置くのはNG。湿気がこもりやすい場所や、温度差が激しい場所も避けましょう。エアコンが効いている部屋で、湿気や温度が一定の場所に本棚を置くのが理想的です。
3.加湿器や除湿機を使う
季節や天候によって室内の湿度が大きく変わることがあります。湿度計を見ながら、加湿器や除湿機を活用して適切な湿度を保ちましょう。特に湿度が高くなりがちな梅雨時期や、寒い冬の乾燥した時期は湿度管理に気を使いたいところです。
4.乾燥材を利用する
本棚の中で湿度が気になる場所には、シリカゲルや乾燥剤を置くのもおすすめです。これらを利用して、湿気を吸収させることができます。乾燥材を定期的に交換して、湿気の発生を防ぎましょう。
湿度管理を意識すると…
実際に湿度管理に気をつけてみると、どんどん本のコンディションが良くなりました。特に湿度計を使うことで、湿度の状態を把握でき、湿度が不安定な時期でもすぐに対策を取れるようになったのが良かった点です。また、本棚の設置場所を見直してから、以前よりも本が元気を取り戻したような気がします。
湿度が安定していると、無駄に加湿したり除湿したりする必要がなく、本の劣化も防げるので、一度湿度管理を試してみる価値は大いにあります。
まとめ
本の劣化を防ぐためには、湿度管理を意識的に行うことが大切です。湿度が高すぎても低すぎても、本にとっては害となります。湿度計を使い、本棚の置き場所や湿度の管理を工夫するだけで、あなたの本が長持ちします。湿度の管理は少し手間に感じるかもしれませんが、それだけで大切な本を守れるということを忘れないでくださいね。